陰毛に寄生し、その付近に耐えがたいかゆみをもたらす毛じらみ。
毛じらみが寄生する原因とは、一体何なのでしょうか。
原因を知ることは予防にもつながりますから、ぜひ毛じらみが寄生する原因を知っておいてほしいと思います。
毛じらみが寄生する原因に衛生環境は関係ない!
毛じらみと聞くと、なんとなく「汚い」「不潔」といったマイナスのイメージを持ちませんか?
確かに毛じらみは寄生虫ですから、キレイなイメージはありませんよね。
そして毛じらみを含むシラミは、第二次世界大戦後に爆発的に流行したそうです。
第二次世界大戦後というと、貧しくて衛生環境もお世辞にも良いとは言えない時代。
今のように、毎日お風呂に入って毎日髪を洗うことなどできなかったことでしょう。
そんな時代背景もあり、「毛じらみは不潔な人がなるもの」というイメージが定着してしまったのです。
しかし、毛じらみはどんなに清潔にしていても、なるときはなります。
衛生環境はまったく関係ないのだということを、覚えておいてください。
毛じらみの原因は性行為?
では、毛じらみはどんなことをすると寄生するのでしょう。
それはずばり、毛じらみの寄生している人との性行為。
性行為でうつることから性感染症と言われることもありますが、体液でうつるわけではありません。
具体的には、陰毛同士の接触によってうつります。
陰毛同士が接触することなど、性行為のとき以外にはありませんよね?
クラミジアなどの性感染症は粘膜同士の接触で感染するため、コンドームなどを使えば性行為をすることは可能でしょう。
しかし毛じらみは陰毛同士の接触で感染するため、防ぐためには性行為をしない以外に方法はないのです。
もしも自分自身やパートナーに毛じらみが寄生しているときは、きちんとそのことを相手に話し、性行為は控えるようにしてください。
もしもすでに性行為をしたことがあるのなら、念のため症状が出ていなくても駆除をしたほうがいいと思います。
毛じらみは、性行為などの「陰毛同士の直接的な接触」の他、陰毛に触れたものを共用する「間接的な接触」でもうつることがあります。
タオルや下着、シーツの共用は避けましょう。
毛じらみは陰毛にしっかりとしがみついているため、お風呂やプールでうつることはないと言われています。
ただし、お風呂やプールで体を拭いたタオルを使い回すことで毛じらみが寄生する可能性はあるので、気を付けましょう。
毛じらみは移動範囲が狭く、自力で動き回ることはできません。
そのため、ふつうに生活しているだけでは寄生することはないので、そこは安心してください。
まとめ
毛じらみが寄生する原因は、
・陰毛同士の接触(性行為)
・陰毛に触れたものの共用
という2つのことが考えられます。
この2つにさえ気を付けていれば、毛じらみが寄生することはほぼありません。
性行為でパートナーからうつされる(パートナーにうつす)危険性が最も高いでしょうから、感染を広げないためにも自分自身で毛じらみを寄生しないよう気を付けることが大切です。
コメント