髪の毛にくっついて吸血する寄生虫、アタマジラミ。
戦後に流行したことから現代ではあまり知られていないアタマジラミですが、現代でもなる可能性は十分にあるもの。
アタマジラミに感染すると、どんな症状が出るのでしょうか。
すぐにアタマジラミに気がつくのは難しいかもしれませんが、アタマジラミはなるべく早く気付いて早めに駆除を始めるのが何よりも大切なこと。
アタマジラミの症状について紹介します。
アタマジラミの主な症状
アタマジラミは、髪の毛にくっついて頭皮から吸血していきます。
そのため、主な症状としては
・かゆみ
・湿疹
の2つが挙げられます。
特に強く出るのは、かゆみの方ですね。
アタマジラミのかゆみは耐えがたいほど強いもの。
ヒトは、痛みよりもかゆみの方が辛い、耐えられないとよく言いますよね?
アタマジラミのかゆみは、経験したことのある人なら分かると思いますが、かなり強いと言えるでしょう。
起きているときには何とか耐えられても、寝ているときには無意識に掻いてしまうことも。
かきむしってしまい、そこから雑菌が繁殖してしまうこともあります。
アタマジラミそのものの症状としてはかゆみがメインですが、そのかゆみによって更なる症状を引き起こしてしまうのが特徴だといえます。
雑菌が繁殖すると湿疹やトビヒのようになってしまい、感染による
・発熱
・リンパの痛み
・悪臭
などがすることもあります。
頭皮のかゆみと悪臭があると、フケや不衛生にしていることなどが思い浮かびますが、アタマジラミの場合はいくらシャンプーをしても症状が緩和することはありません。
かゆみによる不眠やストレスも気になりますね。
子供の場合は大人ほどかゆみを我慢することができませんから、かゆみによるストレスや雑菌の繁殖も大人より強く出てしまうかもしれません。
「強いかゆみ」という自覚症状がある場合、すでに頭には数百匹以上のアタマジラミが発生している可能性があります。
アタマジラミは1日に3個ほど卵を産み付け、どんどん増えていくもの。
強いかゆみがあるということは、それだけ頭にアタマジラミがいるということでもあるのです。
アタマジラミはふつうのシャンプーでは駆除することはできないので、もしもアタマジラミが疑われるときには「アタマジラミの駆除」に適した方法を行うようにしてください。
もちろん、かゆみ=アタマジラミということはありません。
アタマジラミは毛根付近にセメントのような粘着物で卵をくっつけているので、孵化しても卵のカラは髪の毛に残ったままになっています。
目の細かいクシなどで髪の毛をとかしてみて、卵があるかどうかを確認してみましょう。
卵や成虫が確認できたら、そのかゆみはアタマジラミによるものだった、というわけです。
まとめ
アタマジラミの症状について、紹介しました。
アタマジラミは一般的な皮膚炎と同じように、かゆみや湿疹が主な症状になります。
その他の特徴としては、やはりアタマジラミそのものや卵があるかどうか、というのが挙げられるでしょう。
アタマジラミは目視でも十分に確認することのできるサイズなので、強いかゆみがあったらアタマジラミがいるかどうかを確認してみるといいですね。
適切な処置ができれば、アタマジラミの症状も早いうちに治まりますよ。
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